WOMEN'S WORKSTYLE

女性のはたらく

WOMEN'S
WORKSTYLE

子ども服を扱う会社だからこそ、
当然のように働くママに
優しい企業文化。

メゾ ピアノ鈴木 真理奈

働くママをサポートする制度はありますか?

時間短縮勤務の制度がありますが、それは本当にありがたいです。保育園の送り迎えのために利用させてもらっています。朝突然、子どもが熱を出すとその日は保育園に預けられないんですが、うちはお互いの両親が離れて暮らしているため助けてもらえません。預けられる人が他にいないので、私が仕事を休まなきゃいけなくなります。そういう時は、有給休暇を有効的に使わせていただいています。有給は2年繰り越せるため、子どもの看護や保育園行事など、必要に応じてお休みをいただいています。

その他の制度としては、結婚した際に「5日間連続特別休暇」を取得することができます。私の場合、公休を合わせて7連休をもらい、結婚式と新婚旅行にあてました。この制度を他の社員の方達がすでに利用していたので、休暇は取りやすかったです。
制度があっても使いにくい会社もあるようですが、ナルミヤでは利用しやすいですね。それ以外でも、冬休みなどでまとめて休みをとる方も多いですし、結婚や出産などを経験し、現場復帰している社員の方がたくさんいるので、制度や休暇の取得についても理解があり、とても助かっています。

  • 母性健康管理妊娠中に申し出があれば、勤務時間内の通院を認めています。また、出社・退社時に各々30分の遅出、早退や所定の休憩以外に敵宜休憩とることを認めています。

  • 出産休暇・育児休業産前6週間、産後8週間の出産休暇の取得が可能です。また、育児休業はお子さまが1歳(最長2歳)になる前日まで取得が可能です。ナルミヤでは産休・育休の取得率は100%、復帰率は98%となっています。

  • 育児短時間勤務育児休業復帰後には、お子さまが3歳になるまで、通常の勤務時間より短縮された、育児短時間勤務の取得が可能です。

  • 子の看護休暇お子さまが小学校入学するまでは、お子さまの病気や怪我、また予防接種や健康診断を受けさせる為には、お子さまが1人の場合は1年間につき5日、2人以上の場合は10日まで看護休暇の取得が可能です。

鈴木真理奈の1日

  • 9:30出社
  • 10:00開店 接客 商品補充 おたたみ 備品補充 納品を片付ける
  • 12:00休憩
  • 13:00接客、お店替え、商品補充、サンキューレターを書く
  • 16:30退勤
  • 17:30保育園迎え

産休に入るまでの変遷を教えてください。

2010年9月に神奈川県の店舗に配属されて、結婚式後もそこでずっと働いていました。数年後に妊娠をして、そこで産休をとらせてもらいました。出産後も1年間は育休としてお休みをとらせてもらい、育休が明ける頃に「復職はどうしますか?」と本社から連絡をいただいたので、「今までの店舗ではなく、地元(名古屋)の店舗で復職したいのですが」とお答えしたところ、希望を受けて入れていただき、名古屋の店舗で復職させてもらいました。

妊娠が発覚した当時は準社員という立場で、ちょうど正社員登用試験を受けた後くらいに妊娠を知ったので、正直その時はとてもとまどいました。これから正社員になれるかどうかという時で、なれたら店長にもなりたいなと思っていました。妊娠が分かった時は予期せぬ妊娠だったので、正直「どうしよう…」という気持ちになってしまいました。キャリアとしても、できたらもうちょっと仕事を頑張りたいと思っていたので、子どもはもうちょっと先かなと、自分の中で人生設計のようなものを立てていました。ですが妊娠発覚をきっかけに、自分の中でそれが崩れていくような感じでした。

次の日にストアマネージャーや店長に報告した時も、ちょっと泣きそうになりながら話しました。ですが、すごく優しく「おめでとう」と言ってくださって。「正社員登用試験も受けたばっかりなんですけど、それはどうしたらいいですか」と聞いたら、「でもそれは別に関係ないから、全然気にしなくていいと思う」って言っていただいて。その時はすごく安心しましたし、嬉しかったですね。あと、このまま準社員として産休に入るのかな、という不安がありましたが、その後すぐに正社員の合格連絡をいただいたので、正社員として産休に入れて安心しました。

復職後のお仕事内容を教えてください。

育休後に職場復帰をしましたが、出産を経験し子どもに対する知識、アイテムを見る目線が今までと変わりました。出産前はジュニアの商品にしか関わってこなかったので、ベビー商品のことはほとんど分かっていませんでした。出産をして良かったなって思うのは、ちょうどベビー商品も扱う売り場に配属されて、意外と自分の子どものサイズ感で話ができるので、接客がとてもしやすくなったことです。赤ちゃんの前かけ(スタイ)も生まれたての頃は使わないですし、靴下等も出産祝いに選ばれる方が多いんですが、冬の寒い時期に外出する以外はあまり履かなかったりするので、自分の経験でお客さまにアドバイスができるようになりました。

お客さまも「私も子どもがいてママなんです」って言うと「あら、そうなのね」って言って信頼してくださいますね。安心感と信頼感はそこでぐっと上がる感じがあります。自分の子どもと同じくらいのお子さまを連れている方がいらっしゃると、「子どもが同じくらいなんです」っていう話から広がったりして、その後の接客提案に幅が広がるようになります。特に新生児と自分の子どもの年齢くらいまでについては、経験をもとに自信を持って接客ができます。それがまだ出産を経験していないスタッフにも自然と良い影響があって、店舗内でのスタッフのベビーの知識が格段に上がってきています。

ナルミヤの文化・風土に助けられた具体的なエピソードを教えてください。

子ども服の会社であり、子どもが主役の現場なので、会社として子どもに対しての理解があって対応が優しいですね。子どもが突然熱を出したりしても、電話をすると「いいよいいよ」ってすぐにシフトを代わってくれたりします。私が1人で早番出勤の時もありますが、そういう時も中番のスタッフが早番で来てくれたり、時間も調整してくれたり等、自らサポートしてくれる人たちばかりなのですごく安心して働けています。突然保育園から電話がかかってきてお迎えに行かなくてはならない時も、みんなが「早くお子さまに会いに行ってあげてください。ママを待ってるはずですよ」と言ってくれるのでいつも本当に感謝しています。出産しても安心して復帰できる環境があることはとても素晴らしいと実感しています。

そして、計画的に子どもがほしいなって思うことができる職場環境です。先輩でちょうど産休に入られた方も計画的に考えていましたし、普段から、「結婚したら子どもがほしい」と言っていると、「そろそろ産休に入るかな?」という感じで皆さんが受け入れる体制を準備してくれます。実際、他の方の妊娠が分かった時も、「おめでとうございます」と心から思える職場だなって思っています。これから先ですが、子どもはもう一人欲しいと思っているのでその際はまた産休をとらせていただき、子育ても仕事も全力で頑張っていきたいです。