
ラブトキシック
デザイナー
K・K
2024年入社
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先輩社員紹介
ラブトキシック
デザイナー
K・K
2024年入社
子どもの頃から服が好きで、ファッション業界を総合的に学ぶことができる専門学校の4年制コースに通っていました。学校でファッションについて幅広く学んでいく中で、将来は市場分析とそれに基づくデザインをしてみたいと漠然と考えていました。就職活動はインターンシップへの参加や、OB・OGのかたが手掛けるブランドのお手伝いなどがほとんどで、リクルートスーツを着て何社も面接を受けるような就職活動はほとんどしていませんでした。ナルミヤのインターンシップにも参加したかったのですがタイミングが合わなかったため、そのあと学校に来た求人票から応募しました。
私がファッション業界に進んだきっかけの1つが、ナルミヤブランドを着ていたことでした。子どもの頃は自分に自信がなくて人見知りだった私が、人目を気にせずに唯一好きなように楽しんでいたことがファッションでした。年上の幼馴染が着ていたエンジェルブルーやメゾ ピアノは憧れでしたし、小学生でラブトキシックに出会った時は、こんなにイマドキなデザインで、私のためにつくられたようなブランドがあるのか!と、感動したのを覚えています。そのように心が動く体験を子ども達に届けたいと思ったのがいちばんの動機で、面接でもそんな私の気持ちを社員の方たちが真剣に聞いてくださったことで、絶対にナルミヤで働きたいという気持ちがより強くなりました。
入社当初は販売スタッフとしてラブトキシックのお店で勤務していました。10か月ほど経った頃にデザイナーの実技試験を受けて合格し、ラブトキシックの企画に異動しました。現在はデザイナーアシスタントとして先輩デザイナーのサポートをおこないつつ、自分の担当アイテムも少しずつ任せてもらえるようになってきました。
シーズンごとのアイテムの提案や、縫製工場へ各アイテムのデザイン指示、サンプルの検品と修正依頼、SNSやオンラインサイトに掲載するスタイリングの考案など、業務は多岐にわたります。ラブトキシックのターゲット層はトレンドに敏感なティーンなので、いま世の中で何が流行しているのかを探るために、渋谷や新宿などの繁華街に行って市場をリサーチすることも定期的におこなっています。ファッションを通してティーンの毎日を応援すること、ファッションの楽しさを伝えることがミッションだと考えています。
トレンドを敏感に察知するために、常にアンテナを張り巡らせることです。一見、奇抜で個性的に見えるファッションも、分析してみるとティーンに受け入れてもらえる要素が含まれていることがあるので、ファッションの垣根をつくらずに、すべてをインプットする勢いで世の中を見ることが大事です。また、ラブトキシックは着用してくれるティーンだけでなく、親御さんもお客様に含まれるので、ティーンが着たい!と思ってくれて、尚且つ親御さんがお子様に着せたいと思っていただけるようなデザインのバランス感覚も大切だと思います。
店舗と本社どちらの勤務も経験して感じていることは、人のあたたかさです。店舗ではアパレルの販売が初めてだった私に先輩スタッフたちが細かく仕事を教えてくださり、1日の振り返りも欠かさずおこない、自分の得意不得意が明確にできたおかげで、日々の目標をもって店頭に立つことができました。本社でも部署のみなさんは経験の浅い新人の意見も真剣に聞いてくださり、実際に私のアイデアが企画に反映してもらえたこともあるので、自分自身のスキルをしっかり評価されていると思います。お互いを尊重し合う空気が当たり前にあることも、私にとっては理想的な環境だと感じています。
デザイナーとしてのキャリアはまだ浅いですが、自分が携わった商品が店頭に並んでいるのを見ると嬉しいですし、それと同時に売れるかな…とドキドキしています。本社に異動してからも、定期的に店頭に立つ機会があるのですが、そこで私が配色を担当した商品をお客様が手に取ってくださり、お買い上げしていただけた現場に立ち会えた時は本当に嬉しかったですし、もっと頑張ろうと思えた瞬間でした。
まずはデザイナーとして一人前になること、そして、ラブトキシックのデザイナーとして、ティーンたちがワクワクするような商品を生み出し続けることが目標です。そのために世の中のトレンドを追いかけるだけではなく、自らトレンドを発信できるくらい、さまざまなアプローチを試していきたいです。また、私自身がそうであったように、お洋服を通して今の子どもたちにかけがえない思い出と憧れを作っていけたらいいな、と考えています。
ナルミヤは仕事に対する意欲をすごく見てくれる会社です。自分がやりたいアイデアの実現が可能か不可能かではなく、どうしたら可能になるかを一緒に考えてくれる会社だと思います。そして、そのアイデアを生み出すためにはさまざまな経験が必要になります。どんな職種でも、周りをワクワクさせるような素敵なアイデアを思いつく人は、多方面に興味を持って観察したり研究したりすることができる人だと思うので、学生時代だからできること没頭したり、さまざまなことに挑戦をしてみてほしいです。