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株式会社 ナルミヤ・インターナショナル 代表取締役執行役員社長 石井 稔晃
株式会社 ナルミヤ・インターナショナル 代表取締役執行役員社長 石井 稔晃

夢は世代を超えて…
ナルミヤ・インターナショナルは
困難を乗り越え、再び飛躍します。

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株式会社 ナルミヤ・インターナショナル
代表取締役執行役員社長 石井 稔晃

2020年2月期を振り返って

当社株式は2019年9月6日に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定されました。これもひとえに株主様及びその他ステークホルダーの皆様のご支援の賜物であり、改めて御礼申し上げます。
当社グループは、子供服専業SPAとして、マルチブランド・マルチチャネル戦略を推進しながら、収益性の高いチャネルへの投資を積極的に行い、結果的に、ショッピングセンターやeコマースでの売上が当社グループの業績を牽引するかたちで、過去5年間連続で2桁成長を達成することができました。
一方で、2018年のベビー・子供服のアパレル総小売市場規模は9,180億円となり、これまでどおり、市場規模は横ばいが続いております。ベビー・子供服を専業とする当社グループのシェアは、ほんの3、4%に過ぎませんが、上場2期目となる第4期において、ショッピングセンターへの積極的な出店と、eコマースを中心にボーイズブランド「GLAZOS」を展開する株式会社ハートフィールの子会社化により業容拡大に努めるとともに、ショッピングセンターとeコマースの顧客ID統合とRFIDシステム導入などの設備投資を進めてまいりました。
第4期の経営環境としては、引き続き地球温暖化が進み、大雨と暖冬、さらには、2019年10月には大型台風の東京直撃による臨時閉店など、第3期に引き続き厳しいものになりました。2020年2月後半からは、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、消費マインドが大幅に後退しましたが、結果的に、当社グループの業績は、ほぼ公表数値となりました。
チャネル別では、百貨店がジュニア世代の百貨店離れ等により、ベビー・トドラー向けの一部のブランドを除き、百貨店店舗での販売は全般的に苦戦し、引き続き前年を下回りました。
ショッピングセンターブランドは、「petit main」(トドラー)、「Lovetoxic」(ジュニア)ともに、2020年2月期は消費増税や暖冬の影響により苦戦したものの、年間を通して順調に推移しました。
eコマースは自社オンラインサイトの設備投資とショッピングセンター顧客とのID統合により会員獲得に注力いたしました。eコマースにおいては、実店舗での販売が苦戦した百貨店ブランドの売上高も前年を上回り、eコマース全体では、株式会社ハートフィールの業績を取り込んだこともあり、対前年42%増となりました。

新型コロナウィルスへの対応

2021年2月期は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大による外出制限、それに伴う消費マインドの冷え込み等により、経済全体に大きなダメージが生じております。緊急事態宣言発動により、当社グループの出店先である百貨店、ショッピングセンター等の休業に伴い、当社グループの店舗の大半が休業となりました。このような外部環境において、当社グループとしては、直営店舗の商品及び労働力といった経営資源をeコマ-スへ集中させ、オンラインセールを開催するなど、直営店舗販売の落ち込みを少しでも軽減するための施策を行なってまいりました。併せて、過剰在庫の防止に努めてきましたが、前期比で在庫の大幅増加が見込まれます。今後におきましても第2波・第3波の懸念も有り、不透明感は当面の残っていくものと見込まれます。

今後の成長戦略

当社グループは、これまで、子供服業界においてマルチブランド・マルチチャネル戦略を推進してまいりました。当面は、経費の削減とeコマースを中心とした経営資源の投下による事業推進を図り、中長期的には、引き続き販売チャネルとブランドのポートフォリオの最適化に留意しながら、収益性の高い事業への投資を取捨選択してまいります。チャネル別に申し上げると、百貨店は、新外資系ブランドの投入、不採算ブランドの休止、さらには人件費の削減による採算性の向上を図ります。ショッピングセンターは、「petit main」のコンセプトを継承したジュニアブランド「Lycée mine.」やボーイズブランドの「GLAZOS」を展開してまいります。eコマースは、お客様が店頭で引き取ることを可能にする「店頭受取サービス」や、商品情報に加えてブランド情報の提供も可能にする「スマートフォン用アプリ」の導入、さらには、当社グループの販売員のノウハウを活用した「チャット接客」などのサービスをリリースしてまいります。加えて、新市場の開拓、新カテゴリーの開発への挑戦、海外市場進出への挑戦を進めることで、変化の激しい子供服市場における競争力を高め、企業価値向上に努めてまいります。